こんにちは。
和歌山県紀の川市にある。放課後等デイサービスK-if(けいふ)のやかんリーダーです。
11月の金曜日のプログラムの報告をしていきたいと思います。
11月のプログラムは『泥団子作り』でした。
K-ifでのプログラムとしては、かなり毛色の違う内容のプログラムになっています。企画・実施している私本人はもちろんのこと、開所当初から利用してくれている児童からも同様の感想が聞こえてくるほどでした。
事の発端は、『はったい粉』を使ったプログラムの中で、『はったい粉を団子状にする週』の子どもたちの実施状況を見たときに『差』を感じたことがきっかけでした。
その差とは、『粉をこねるプログラムへの参加の有無』です。
土曜日のプログラムで、『うどん』『パン』を作るプログラムに参加したことのある児童は、粉に加水し、一塊にする工程を経験しています。その為、加水の仕方や量の微調整、もっと細かいところでいうと力加減や力の入れる向きなど、口頭では伝えきることが難しい、『感覚』の部分を経験の有無による差でした。
金曜日は、『自活力』をテーマに『家庭科』の内容を意識して、プログラムの内容を選さしています内容をしていますが、平日ということもあり、個別に生地作りから調理する時間を確保することが難しいという理由で、粉を一塊にすることをしていませんでした。
そこで考え方を変えたのが今回のプログラム内容です。
食育の観点でいうなれば『食材を使う=食品ロスを無くす』ということになりますが、食品を使わなければ、食品を無駄にすることもなく、疑似的に練習することができるのではないかという結論に達しました。
その為、菜園用の土を材料に泥団子を作ってもらっています。
工程としては以下のようになっています。
①菜園用の土を振るいに掛け、サラサラの砂を作っています。
②集めたサラサラの砂に水を加えて、指定された大きさ、形状に形成していく。
③所要時間は特に定めずに完成度を優先させることで、『適当』『ある程度』などの言葉で、自身の現状を有耶無耶にするのではなく、正面から受け止めることで、現状から研鑽できるようにする。
③に関しては、正直心が折れる子どもが多かったです。『出来ない』ことを受け入れるにはプライドが邪魔をし、自身の技術を研鑽する為の幾度どなく行われる試行錯誤。
プログラムの内容としては、遊び要素が強かったですが、試行回数は、金曜日のプログラムとしては最多だったように思います。