こんにちは。
和歌山県紀の川市貴志川町にある放課後等デイサービスK-if(けいふ)で児童指導員をしている あずちゃんリーダー です。
8月の火曜日のプログラムの報告をしていきたいと思います。
8月は、私の年間目標である『太鼓での演奏』を実践しています。
前回までの進め方とは変えて、選曲をして、そこで使われているリズムを種類別に練習し、『A=○○』という、『簡略化された指示通りに動く』の部分を練習しています。これは、今回だけに使えるものではなく、多様な場面で、応用することが出来ます。
例えば、家で『お風呂に入りなさい』と一つの指示を出したとします。親からすれば『一つの指示』ですが、その指示には、『複数の指示』が隠れているのです。では『複数の指示』とはどんな指示が隠れているのか小さいお子さんを相手にしたと想像して考えてみてください。
1、浴後の着衣、タオルの用意
2、石鹸の残量の確認・補充
3、事前の排泄
4、脱衣し、洗濯機もしくは洗濯籠に入れる
5、洗体・洗髪
6、石鹸を十分に洗い流す
7、タオルで身体を拭く
8、着衣
9、髪の毛を乾かす
ざっくりではありますが、これら複数の指示を『お風呂に入りなさい』の一つの指示に集約していることになります。これは、今回のプログラムで行った『A=○○』という、『簡略化された指示通りに動く』ということと同じになり、仕事をしていても同様です。簡略化された指示に対して、ちゃんと工程を理解していないと抜けが生じ、抜けた工程に関しては、自身で予測して補完するか自分から質問し補完することが求められます。
文章にすればするほど、社会とは理不尽ものに感じてきますし、言葉のまま受け取ってしまう障害特性を持っている方にとっては、尚更生き辛いように感じます。
なので、私のプログラムでは、『太鼓』という道具を使って、『遊び』の中で、体験し『自分が簡略化された指示で複数の指示を実行できる方法』に子どもたちが気付いていければと思います。