プログラム

2024年5月土曜日

こんにちは。

紀の川市貴志川町にある放課後等デイサービスK-if(けいふ)のやかんリーダーです。

5月の土曜日は、うどん作りをしています。K-ifでは定期的にやっているように感じますが、何度やっても分量の調節が難しいです。

今回のプログラムを開始する際に、子どもたちに聞かれたことがありました。

『なんでうどん作るのに粉から作るん?』

至極当たり前のことだと思います。

うどんを買った方がおそらく安くつきますし、調理するのも短時間で済みますよね。

うどんを粉から作る理由は、以下の理由です。

①アウトドア時の調理レパートリーを増やす

②主食がない時に主食を作れること

①に関しては、『ふ~ん』と少し納得できる部分もあったような返答が返ってきていましたが、②に関しては『そんなことある?』と全くといっていいほどに理解が追いついていないような返答が返ってきました。

物が溢れるほどある現在だからなんでしょうか?それとも経験したことがないから想像ができないのでしょうか?

②の状況になる可能性はあります。ただ可能性としては低いとは思いますが。。。

ではどんな条件で、②のような状況になると考えられますか?

私が思い付くのは災害時です。

関西圏内であれば、聞いたことがあると思いますが、『南海トラフ』の地震。概ね100年~150年を周期に起こっているとされている地震。前回の南海トラフ地震が発生したのが、1944年及び1946年であり、この記事が投稿されている現在では約80年経過したことになります。仮に周期通りに地震がきたと仮定した際、あと20年~70年の間で起こることになります。70年後と言われたら、現実味はあまりありませんが、20年後と言われたらかなり現実味が出てくるのではないでしょうか?

大きな地震が発生すると思っていれば、備えられることは備えておいて損はないと思います。災害時、物が溢れた今の状態を維持することはできません。必ず何かしらの不便は出てきます。その不便さを『我慢する』ことができるだけの耐性は、不要ですか?不便さを経験しておくことで、軽減させてあげることができるのではないでしょうか?

災害時は障がいがなくても苦しい状況になります。障がいがあればもっと苦しい状況になります。心身ともに追い詰められた状況下で『合理的配慮』を求めるだけでは、応えてくれる可能性は低いと思います。だからこそ自助努力は必要であり、自分に出来ることを増やしておくことは無駄にはならないということです。

私自身は、自分の身を自分で守れる技術は、どれだけあってもいいと思っているので、わざと不便さを感じる状況を作りながら安全に経験できることはこれからも実践していきたいと思います。

TOP