こんにちは。
和歌山県紀の川市にある放課後等デイサービスK-ifのやかんリーダーです。
1月の金曜日は、『衣服の掛け方』について練習しています。ことの始まりは、『K-ifで服の干し方を練習して出来るようになっているはずなのに家で上着を掛けることをしない』という保護者様の相談?から始まっています。www
『K-ifで練習してできるようになったことを家でしない?なぜだ?』
それとなくその児童も含め全員に確認してみるとほとんどの児童が、
実施状況 『家ではしていない』
理由 『めんどくさい』
『ママ(親)がやってくれる』
『やろうと思えばできるからしない』 等々
ムムムっ!?これは由々しき事態である!
練習してできるようになっていても、『手早く』『綺麗に』服を掛けることができるようになる為には日々の練習が必要であるというのに、『時間を掛けてできるようになった』を『出来る』と認識していたり、自分の物を自分で整理整頓しないのであれば、自立できているとは言えないという決断に至り、過去にもしたプログラムを再実装し、事業所内に上着を掛ける場所を設置し、利用時は常に自身の衣類の保管をするようにしました。これで習慣になるまで様子を見ていこうと思います。
私の認識では
『知る・学ぶ』→『成功するまで実践』→『準備・実施・片付けまで実践する』→『他者に教える』
この4段階をクリアできて初めて『出来る』という状態になると思っています。
『着替え』を事例にしていくと。
①『着替えるという意味と必要性を理解する』
②『衣類を正しく着ることができるようになる』
③『着る服を気温や天候、活動や気分、流行りや趣向を考慮して準備し、実際に着用し、準備時に予測していた状態との差異を確認し、可否を判断する。着ていた着衣の処理方法(洗濯するのか・しないのかなど)の選択する』
④①~③の内容を他者にアドバイスできるようになる。
ここまでできるようになって初めて『着替えるという行動が自立出来ている』状態だと思います。障害特性によっては、③の工程が難しい方もいると思いますが、『着替えるという行動における自律』はどのような障害特性であっても可能である可能性があると信じています。