こんにちは。
和歌山県紀の川市貴志川町にある放課後等デイサービスK-if(けいふ)のやかんです。
今回の火曜日のプログラムに使った物は次の物です。
①1/4程度の水が入った500mlのペットボトル(底が平らで少し強度のあるもの)
②双六のマップを作製した用紙
③ゲーム説明を記載した用紙
④双六のマスを進ませる目印になるもの
以上です。
えっ?双六なのにサイコロを使わないのか?
今回は使いません。www
今回のテーマは
1力加減
2仲間との協力
3順番を待つ
4他者の話や行動を注目する
5小さな失敗の積み重ねへの耐性をつける
最後のはなかなかに難易度が高く、読む人によっては否定的な印象を受けると思いますが、ゲームルールも次いで読んでもらえたらと思います。ゲームのルールは以下の通りです。
1、ゲーム開始前には、毎回ゲームのルール説明があり、その説明は参加者全員が、私語を話さずに注目している時のみ行われる。
2、ゲーム参加時間は30分程度と目安に行う。ただし、クリアできていなくてもその時点で終了とする。
3、マスを進ませる為には、ペットボトルを1回転させて投げ直立させることができた時に1マス進むことができる。
4、ゲーム中の禁止事項に触れた際は、最初からリスタート。
※禁止事項は
①他者の失敗に対して、責める発言をする。
②自分の投げたペットボトルが他者に当たる。
③順番を抜かす。
5、時間内にゲームをクリアできた場合は、消しゴム玩具を参加者の人数分おもちゃ箱に追加。
基本ルールは以上で実施し、各テーマの部分
1力加減
ペットボトルを投げて1回転させて直立させる
2仲間との協力
他者の失敗を責める発言の禁止することで可能なリアクションが賛辞や励ましになる。
時間内ゲームクリアという全員共通の目標を作る
3順番を待つ
順番を抜かすことはやり直しを意味するので、自分以外の順番も意識し、注意喚起を子どもたちで促す。
4他者の話や行動を注目する
ルール説明の時間もゲーム参加時間に含まれているので、説明に時間がかかることで、プレイ時間の短縮につながるので、クリアしたと思っている子どもたちを中心に注意喚起を自分たちで行いながら注目し、ゲーム中他者の投げたペットボトルに当たらない為に動向を注目する。
5小さな失敗の積み重ねへの耐性をつける
ペットボトルを直立させること自体が難しく、試行回数を重ねる必要があり、失敗することが当たり前になることで、『失敗した』と落ち込まずに気持ちを切り替えて『次』に行く経験を積む。
という内容を今回のゲームで体験してもらっています。時間内のゲームクリアはできませんでしたが、子どもたち全員で協力し、お互いを励まし、賞賛しあいながらゲームに参加している風景は、凄くいいものでした。