今月の土曜日は、農作業として『枝豆』を栽培しています。
農作業自体は、常にすることはなくゆっくりした時間を過ごすことが多く、空いた時間は職業体験などを中心にした内容を実施していました。
農作業としては、以下のことをしています。
①朝・夕の水やり
②雑草の除去
③添木の設置
④枝豆以外の作物の収穫
などが主な内容です。利用時間が一日(7時間)ある中で、上記の内容だけでは時間を持て余してしまいます。なので、午前中で上記の項目を終わらせて、午後からは週ごとに違うプログラムを準備して実施していました。
1週目 マッサージ
クリームを使って、ハンドマッサージを二人一組になって行ってもらい、相手と対話しながら力加減に注意し、場所によって手に伝わってくる感触の違いを感じ、『こり』の軽減を体験し、お互いに『ありがとう』『気持ちいい』などの感謝を伝え合うことで、やりがいや充実感を感じてもらう内容になった。
2週目 化粧
利用児童が女児しかいなかったため、①『洗顔の役割』②『化粧水の役割』③『乳液の役割』④『手入れの重要性』⑤『化粧の有害性』⑥『化粧の実施』を行っている。女児ということもあり、美に対しての興味は強く積極的ではあるが、①~⑤に関して説明したことで、その後の実施も丁寧に行うことができていた。
3週目 美容室
バリカンを使って、指導員の髪の毛を切ってもらいました。最初はバリカンを使うことに怖いと感じてようですが、最初の一刈り以降は、刈ったところがきれいになっていくことが楽しく感じたようで、『まだここが残ってる』など最後までやり抜いてくれていました。※ちなみに刈ったのは私の髪の毛で、伸びてネギ坊主みたいになっていた分を刈ってもらって坊主頭になっただけで、自宅でするか事業所でするかの違いで、子どもたちの経験になり、私自身もスッキリするのでWIN WINだったのでやってます。
4週目 お化け屋敷
春先に自由時間を使ってやっていた遊びで、子どもたちから『夏はもっと本格的にお化け屋敷を作りたい』と話していたので、夏休み最終週で、段ボールやビニールプールなどを使って、死角を作り子どもたちがお化け役に扮して、お客役を指導員から一人選出して実施。事前に約束事に『お客役に触れない』『奇声を出さない』という約束をして、お客役の指導員の『心理』『状況』『タイミング』を見計らって、驚かせることを目指してもらいました。
8月の総評をすると、
午前中はルーティンワークを中心に進める。
午後からは座学を学び、熟考したのちに経験する。
と正反対の進め方をしていますが、午後からの進め方は、指導者側が子どもたちの趣味趣向を理解して、どう動機付けをして、わかりやすく説明し、子どもたちの理解を深めるかという指導者にとって腕の見せ所だと思いました。