プログラム

2024年10月金曜日

こんにちは。

和歌山県紀の川市にある。放課後等デイサービスK-if(けいふ)のやかんリーダーです。

10月の金曜日のプログラムの報告をしていきたいと思います。

10月の目的は、『食材の加工方法』『偏食改善へのアプローチ』『流動食の体験』が大まかな目的にしており、10月のプログラムは『ミキサー食』でした。

普段食べている物をミキサーにかけて食べることで、食感の大切さを身近に感じてもらい、自分で咀嚼、嚥下が困難になり、食事がままならくなった場合に提供される食事の体験を行うことで、平常時の食事への感謝や平素の体調管理の一環に含まれる偏食改善へのきっかけにと考えて実施しています。

『嫌がる物を食べさせるの酷い』などの否定的な意見もあるかと思いますが、『バランスの取れた食事』を摂取することは、年齢に問わずに健康を維持する為には必要なことですし、アレルギーがある物は、当人に取って毒なので食べる必要はないのは理解しています。

放課後等デイサービスを利用している児童は『見通し』を立てることが難しい世代、もしくは特性をもっている児童です。『現状』を自身の希望する結果になるような選択をしようとする傾向は強くなります。その結果、『不健康な食事でも美味しい物が食べたい』『健康であっても嫌いなものは食べたくない』という選択をする傾向が強いです。

好き嫌いはあって当たり前だと思いますし、結果偏食になって普通だと思います。不健康になってもいいと思っているならそれも尊重します。ただ、前提条件に自分で蒔いた種を自分で刈り取るというのであればの話です。

私の祖父は、糖尿病でしたが、自分の好きな物を好きなだけ食べていました。それこそ家族から食事制限を受けていても隠れて食べており、結果病状が悪化し、家族に掛かる負担が大きくなった時に、自分ではどうすることもできなくなりました。自分の好きなことが出来なくなった全ての責任を家族に転換していました。自分が選択し続けた結果を他人に責任転換する。何とも見苦しく迷惑な話です。

まぁ自己選択に対して自己責任を取ることをしない大人を身近に見てきたことで、今の私の考え方になっているのではないかと思っています。なので少し過激な意見になりますが、『引きこもり』や『ニート』の方に対しても疑問を持つこと、理解することはあっても賛同することはないです。

動画などで生活を支えてくれている親やサポートしてくれている支援者に対して、感謝や尊敬の意ではなく、暴言や暴力、強い口調、物壊しなどをしている場面をよく見ます。そして、よく聞く当人の主張は『仕事をしたくても出来ない』『外に行きたいけど行けない』など『〇〇したいけど出来ない』という『出来ない』を主張していますが、出来ない現状が変わらないのは、『自分を変えないこと』を継続して選び続けているからだと思っています。親の育児責任がなくなる年齢になると親が負ってくれていた責任を自分で負うことが必要となり、自己選択、自己決定、自己責任を取りながら自衛することが必要となってきます。

選択肢の中には、自分の嫌なことや苦手なこともあるかもしれません。それでも選択しないといけない場面はきます。それはとても短期間に強いストレスのかかることですが、逃げることはできません。厳密には逃げることはできますが、逃げた結果、長期間に渡りストレスを受けるなどの自分が不利益になる結果になる可能性が高くなるのではと考えています。

今までと違うことをすることは、継続していた時間に比例して、大きなストレスや負担になります。塵も積もれば山となるとはよくいったものです。『小さな嫌の積み重ね』の結果自分が変わらないといけない状況になった時に『我慢』する忍耐力を育むことができなかったのですから。

話がかなり脱線しましたが、『生きる為には、我慢することが必要な時がある』ということと『我慢』は習慣で身に付くものであって、突発的にできるものではないので、日々の生活の中で、自分の欲求を100%通すのではなく、相手と折り合いをつけて、妥協し我慢できる範囲を作れることは必要なことだと思って日々支援にあたっています。

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