こんにちは。
紀の川市貴志川町にある放課後等デイサービスK-if(けいふ)のプレリーダーです。
5月は、ゴールデンウィークがあり、キャンセルや利用予定がないなど少し普段よりも利用児童が少なかったように感じましたが、K-ifでは、まぁよくあることです。
さて5月のプログラムですが、新聞紙を破ってもらっています。新聞を破るだけのプログラムなんて簡単すぎるのは?と思ったあなた!!
類似した内容を経験しているのではないでしょうか?
具体的には小学校高学年の家庭科で調理実習をして以降で『りんごの皮を長くむく』行為をしたことはないでしょうか?
今回のプログラムはそれに類似しています。使う物が『りんご→新聞紙』『包丁→指』に変わっただけなのです。
上記の内容をしたことがある方ならわかると思います。『細く切る技術』『切った後も形状を維持する為の力加減』『切り終えた物を他者に見せる為に移動させる丁寧さ』それらがすべてそろわないと『他者に自分の技術を証明することができない』ということを。
今回のプログラムでは一枚の新聞紙を制限時間内(10分)で誰が一番長く着ることが出来るのかを競っています。実際にしていき内容に難しさはないです。必要なのは制限時間内は集中し続けることです。
では集中しているか否かをどうやって視覚化しているのかというと作業効率として、今回は視覚化しています。
一定の条件下で同様の作業を行う。
目的
新聞紙を制限時間内でより長く形成する
材料
新聞紙1枚と固定
作業時間
10分
結果 集中力して作業した分精度と長さに変化があります。
集中力の継続は、容易ではありません。
障害の有無に関わらず、大人であっても45分が限界といわれており、それ以降は、作業効率の低下という形で現れてきます。集中力が継続しにくい特性のある障害を有している場合は、45分よりも維持させることができる時間が短く、集中しにくというだけで、できないというわけではないのです。なぜなら『自分の好きなこと』を行っている時は誰もが高い集中力と長時間の維持が出来ているからです。あとは自分でコントロールする術を見付かれば、可能性はあると思っています。