12月6日(水)に田辺市で行われた強度行動障害に関する研修に、放課後等デイサービスK-if(けいふ)のある圏域の自立支援協議会の方より推薦して頂き、参加させていただきました。
今回の研修を受ける以前に、当社では『行動援護従事者養成研修』の研修を開講しており、従業員の方には受講してもらっていました。そのため、今回の研修の内容としては、類似する点が多数存在していました。厳密にいうと類似する点が多いことは当たり前の話であり、類似していないことは当社の開講する研修に問題があるということになってくるからです。
理由は、簡単です。『行動援護従事者養成研修』と『強度行動障害従事者養成研修(基礎研修・実践研修)』の有資格者が、『支援を行う対象者』は同じであるということです。対象者が同じであるにも関わらず、基本的な支援の考え方や方法が類似していないなんていうことはあってはならないということです。
ではなぜ対象者は同じで資格の名称が違うのかという疑問になるかと思います。かくいう私も疑問に思い、調べてみての私自身の答えをいうと、『強度行動障害の状態の方への屋外支援』と『強度行動障害の状態の方への基本支援』であるように認識しています。※この認識に関しては、私個人の見解であり、厳密にいうと細かい差別化があると思いますので、詳細を知りたい方は個人的にお調べください。
今回の研修での詳しい内容は、伏せておきますが、率直に感じた感想は、『強度行動障害』への支援は、強度行動障害になってから対応するのではなく、強度行動障害にならないように予防していくことが、本人含め、関係者全員の負担の軽減になっていくと感じたと同時に、予防できるライフステージである就学期の療育の重要性を再認識することができたいい研修でした。
来年度は、自立支援協議会の人材育成部会のお手伝いをさせて頂くことになっており、微力ながら地域福祉の発展につながればと思っています。