こんちには。
和歌山県紀の川市にある放課後等デイサービス K-if(けいふ)のプレです。
8月の月曜日は、夏休みにある親を悩ませる定番の宿題をテーマにしています。今月の初回から最終まで参加することで夏休みの宿題を一つ終わらせることができるようになっていました。今回月曜日が担当した夏休みの課題は『自由工作』です。
と自信満々に言いましたが、今の小学生の宿題に自由工作はないんですか??
実際やっている間や、終わってから聞いても、自由工作ではなく貯金箱に限定しているもしくは、工作系の宿題事体が存在しないという場合もありました。
まぁ宿題にあってもなくてもいいんです。やることに変わりがないんですから。さて前置きが長くなりましたが、今回は『粘土を使って自分の手を作る』でした。
今の月曜日は小学生しか利用していないとからと言えば御幣を招いてしまうかもしれませんが、皆粘土を押し広げ、自分の手を型取る方法を行っていました。この方法だと確かに制作時間は短くすみますが、完成度としては低くなります。
なので今回は、やかんリーダーに子どもたちと一緒に参加してもらい、子どもたちの制作方法とは違う方法で、制作してもらい、子どもたちの知らない工程を見せることで、難しいが完成度の高い物を作ることの楽しさを直に感じてもらうようにしました。
こうすることで、二通りのタイプに別れました。
一つは、一度作り始めた物を壊し、新たに作り始める子ども。
もう一つは、一度作り始めた物を壊し、新たに作り始めるのを嫌がる子ども。
どちらを選んでも子どもたちの意見ですので、結果は大きな問題ではないと思っています。大事なのは、その結果に至った当人が『根拠を持って決断すること』だと思います。
自分のこと(作品へのこだわり・他への興味がない・完成までのスケジューリング・自身の技量の有無など)を理解して、決断する。その結果、作品が完成間近に破損して作り直すことになっても、後悔しながらも受け入れ気持ちを切り替えて、やりきることができるならそれでいいと思います。
小さなことかもしれませんが、自分で選択し、自分で決定し、自分で責任を取る。これができないで『社会人』になることはできないと考えています。
世の中は理不尽で溢れています。
選びたくもない選択を選ばされること、そもそも選択肢が存在しないなんてことも当たり前のようにあります。だからといって、『自分は無関係だ』『〇〇さんが悪い』で逃げることもできません。
話が飛躍しましたが、単純にいうと『自律することができていないまま社会人になると苦労するのは本人である』ということです。なので私たちK-ifのメンバーは、子どもたちの選択した結果は尊重し、望まぬ結果になった時に自分で立ち直れるように支援しています。