こんにちは。
和歌山県紀の川市の放課後等デイービスK-if(けいふ)のやかんリーダーです。
5月の土曜日のプログラムの振り返りをしていきます。
ちなみに土曜日は『見通しを立てて、時間を意識した過ごし方』を基本指針にしています。
そんな中、5月のプログラムは、『のこぎりを使ったDIY』です。
過去にK-ifでノコギリを使ったことのある児童に関しては、『本棚』を作ってもらい、そうでない児童には、写真立てを作ってもらっており、作業工程は以下のようになっています。
本棚
1、木材の購入
2、採寸
3、木材のカット
4、ヤスリ掛け
5、防腐剤の塗布
6、ボンドとネジを使っての接着
写真立て
1、材料の購入
2、採寸
3、木材のカット
4、ヤスリ掛け
5、防腐剤の塗布
6、ボンドでの接着
作業工程はどちらも同じですが、要求される精密さは本棚の方が求められるので、今回はその『精密さ』の違いを難易度として使っています。また、作業工程にある『ヤスリ掛け』『防腐剤の塗布』は出来上がりの完成度に影響してきますが、完成させることだけに焦点をあわすとなくてもいい作業なので、利用回数が少ない児童は、この工程を省いています。
5月の土曜日は、タイムスケジュールをあえて作成せずに、作業内容(残り利用回数で完成させるために必要な工程分)のみを伝えています。
その作業内容を利用終了までに終わらせるように過ごしてもらっています。
なので、作業をするタイミングは自分で決める。疲れてきた時の休憩も自分で調整する。ただし、まだ利用間もない児童に関しては、スタッフから声掛け・誘導は随時行っていました。決まっていたのは、『始めの挨拶』『昼食』『終わりの挨拶』『帰宅時間』『作業終了』だけにしています。もちろん作業が早く終わって余力がある状態であれば、先の作業をすることも自由ですし、作業している他児童の邪魔にならないように遊んでいることも自由でした。
工程には少しゆとりを持たせて考えていたので、全員完成させることができており、最終週は、子どもたちの希望で、ピクニックに出かけていますが、残念なことに雨に降られすぐに事業所に戻ってくることになっていますが、普段いくことのない場所まで移動することで、道程・風景・店舗・地名などなどの新しい刺激を受けられたような発言が、車内で聞かれていました。