金曜のプログラム担当のやかんリーダーです。
今月の金曜日のプログラムのテーマは
裁縫
細かい作業の代名詞といっても過言ではないと思います。
だって肩こるし……眼精疲労……針で指突くし……針に糸通すの難しいし……
と裁縫ができる人にとっても正直めんどくさいと感じてしまう人が多い作業ではないかと思います。
(デザイナー・装飾品の加工などの仕事をされている方には尊敬の意しかないです)
子どもたちのリアクションも喜ぶなどのプラスの感情ではありませんでした。むしろ、『えぇ~⤵』と落胆の反応でした。
でも落胆の反応の理由は共通している点もありましたが、私たちとは違います。
子どもたちにとって一番落胆したポイントは
『玉止め』です。
異色の2本の紐で練習もしました。
1本の紐を何かにくくる練習もしました。
しかし『結ぶ』という行為は子どもたちにとっては難解なパズルのような物。
『縫う前に玉止?』(;´∀`)
『縫い終わりに玉止め??』(;;´∀`)
『玉止めする分の糸を残しておく???』(;∀;)
『針に糸を巻き付ける????』(;Д;)
………………………………………………………………ボンッ‼‼(#’Д’)
『サイホウキライ。メンドクサイ。ヤメタイ。カエリタイ』
紐や糸の結び方がわからずに心が折れてしまう子も続出しました。
心が折れてしまった子どもたちが共通して聞いてきた質問がありました。
『なんで、裁縫しないといけないの?』
『4年生以降の学校の授業で必ずすることになるから、K-ifに来てる皆は学校の友達より先に練習してるだけであって『しないといけない』わけでもないよ?』
『えっ?学校の授業であるん?』
『うん。あるよ。クラスの皆の前でも同じように『出来ないから』『難しいから』『苦手だから』って授業に参加しないの?』
『参加する。』
『練習しないでその時もできないままでいい?』
『いやだ。練習する。』
というやり取りが1回目の金曜日にありました。
『嫌な事』『めんどくさいこと』『難しいこと』『やりたくないこと』は大人でも継続することは困難なことだと思っています。だから時々子どもたちに『未来の為に今を頑張る』ように声を掛けることに過度な負荷になっているのではないかと自問自答する瞬間がありますが、社会にでたらPDCAサイクルを使って自分で自己啓発をしていくんだからとK-ifにいる間だけでもその足掛かりになれば子どもたちの将来の無駄にはならないと心を鬼にして、やる気になった子どもたちを見守ろうを思いました。